小児歯科
- Q何歳から歯医者に連れて行くべきですか？
- A最初の歯が生え始めたタイミング（生後6ヶ月〜1年頃）での受診をお勧めします。
早い段階から歯科医院に慣れておくことで、将来的なむし歯リスクを劇的に下げることができます。 - Q乳歯のむし歯は、生え変わるから放っておいてもいいですか？
- Aいいえ、非常に危険です。
乳歯のむし歯を放置すると、その下にある永久歯の質が悪くなったり、生えてくる位置がずれて歯並びに悪影響を及ぼしたりします。
また、強い痛みは食育や成長にも支障をきたします。 - Qフッ素は体に悪くないですか？
- A歯科医院で使用する量は、適切な管理のもとで行えば、健康に害を及ぼすことはありません。
むしろ、歯を強化するメリットの方がはるかに大きいです。 - Q予約の際に、怖がりであることを伝えたほうがいいですか？
- Aはい、ぜひお伝えください。
あらかじめ情報をいただければ、より慎重に、ゆっくり時間をかけて対応できるよう準備を整えてお迎えいたします。
お子さまの「一生の健康」は、今、この瞬間の体験から始まります
「子どもが歯医者を怖がって、なかなか連れて行けない」
「無理やり治療をして、トラウマになったらどうしよう」
「乳歯のむし歯はどうせ生え変わるから、放っておいても大丈夫？」
大切なお子さまのお口のこと、不安や疑問は尽きないものです。
たけ歯科クリニックでは、お子さまを単なる「小さな患者さま」としてではなく、「一生涯、自分の歯で健康に過ごしていただくための大切なパートナー」としてお迎えしています。
私たちの小児歯科は、ただむし歯を治す場所ではありません。
お子さまが自ら進んでお口をケアし、楽しく通える環境を整えるとともに、大人顔負けの精密な治療によって、健やかな永久歯へのバトンタッチを全力でサポートします。
お子さまの治療で私たちが大切にしている「3つの約束」
無理に押さえつけて治療をすることは、その後の人生において歯科医院から足が遠のく原因となります。
当院では以下のステップを徹底しています。
① 嫌がるお子さまに、無理な治療はしません
私たちは、お子さまの気持ちを最優先に考えます。
泣いている子を無理やり診療台に寝かせ、押さえつけて治療をすることはいたしません（緊急時を除く）。
一度恐怖心を植え付けてしまうと、その後の通院が困難になるだけでなく、大人になっても歯科恐怖症に悩まされることになるからです。
② まずは「慣れるトレーニング」からスタート
初めてのお子さまや怖がっているお子さまには、まずは歯科医院の環境に慣れてもらうことから始めます。
診療台に座ってみる
使う器具を触ってみる、風を当ててみる
お口を開ける練習をする
「ここは怖くない場所なんだ」と理解してもらい、歯科スタッフとの信頼関係を築くことを何よりも優先します。
③ なるべく痛くない、怖くない工夫
治療が必要になった場合でも、痛みを最小限に抑えるための徹底した配慮を行います。
表面麻酔の徹底
針を刺す前の粘膜をしっかり麻痺させます。
電動麻酔器の活用
一定のスピードでゆっくり注入することで、圧迫痛を抑えます。
声掛けとスピード
歯科医師・衛生士が優しく声を掛けながら、お子さまが飽きたり疲れたりする前に、手際よく処置を終えます。
小児歯科でも一切妥協しない「超精密治療」
「子どもの歯だから簡易的でいい」という考えは、当院にはありません。
むしろ、唾液が多くお口の小さなお子さまの治療こそ、高い専門性と精度が必要だと考えています。
マイクロスコープ（歯科用顕微鏡）の活用
当院では、お子さまのむし歯治療にもマイクロスコープを使用することがあります。
肉眼では見落としがちな小さなむし歯を早期に発見し、健康な歯を削りすぎることなく、ピンポイントで治療が可能です。
これにより、歯の寿命を格段に延ばすことができます。
ラバーダム防湿のこだわり
ラバーダムとは、治療する歯だけを露出させる「ゴムのマスク」のことです。
当院では小児治療において、このラバーダムを非常に重要視しています。
唾液のシャットアウト
お子さまはお口の中に唾液が溜まりやすく、詰め物（コンポジットレジン）を固める際に唾液が混じると、すぐに取れたり二次むし歯になったりします。
ラバーダムで乾燥状態を保つことで、治療の精度が飛躍的に高まります。
安全の確保
舌や頬を不意に動かしても、器具で傷つける心配がありません。
また、小さな器具を飲み込む誤飲事故も防ぎます。
お子さまの安心感
「お口の中に水や薬剤が流れてこない」ため、治療中の不快感が大幅に軽減されます。
歯並びの根本原因にアプローチ「子どもの矯正・MFT」
当院では、歯並びが悪くなる原因である「お口の癖」を改善する矯正治療に力を入れています。
マウスピース型矯正「プレオルソ」
固定式のワイヤーを使わず、取り外し可能なマウスピース「プレオルソ」を採用しています。
これは、歯を無理やり動かすのではなく、「お口の周りの筋肉のバランスを整えることで、結果的に歯並びを良くする」という治療法です。
「寝ている間」と「起きて1時間」だけでOK
学校に付けていく必要がないため、見た目を気にせず、日常生活に支障が出ません。
紛失やいじめの心配もありません。
痛みがほとんどない
ワイヤーで締め付けることがないため、矯正特有の痛みがほとんどありません。
お子さまの精神的な負担を最小限に抑えられます。
歯を抜かない可能性が高まる
顎が成長する力を利用してスペースを作るため、将来的に永久歯を抜いて矯正するリスクを大幅に減らすことができます。
食事や歯磨きがいつも通りできる
取り外しができるため、虫歯のリスクを抑え、清潔に保つことができます。
口呼吸から「鼻呼吸」へ改善
プレオルソは、自然に鼻呼吸を促す設計になっています。
アレルギーや風邪の予防にもつながり、全身の健康に寄与します。
お口の筋トレ「MFT（口腔筋機能療法）」
どんなに良い装置を使っても、舌の癖や口呼吸が治っていなければ、歯並びは元に戻ってしまいます。
当院では、担当の歯科衛生士がMFT（お口の周りの筋肉のトレーニング）を指導します。
正しい舌の位置を覚える
舌の定位置は上顎です。
正しい飲み込み方を習得する
変な力が歯にかからないよう、正しい嚥下（えんげ）を身につけます。
お口を閉じる力をつける
唇の筋肉を鍛え、「お口ポカン」を卒業します。
当院では、担当の歯科衛生士がお子さまと一緒に、楽しく続けられるトレーニングプログラムをオーダーメイドで作成します。
お子さまが「楽しく通える」ための充実した環境
「たけ歯科クリニックに行くのが楽しみ！」と言ってもらえるよう、院内にはワクワクする工夫を散りばめています。
楽しいご褒美システム
頑張って治療や検診を受けたお子さまには、「ガチャガチャ」や「クレーンキャッチャー」に挑戦できるご褒美を用意しています。
「頑張れば良いことがある！」という成功体験が、次回の通院への意欲に繋がります。
充実のキッズルーム・キッズスペース
待ち時間も退屈しないよう、おもちゃや絵本を揃えたキッズスペースを完備しています。
まずはここで遊んでリラックスしてから診察に入ることができます。
バリアフリー設計＆ベビーカー対応個室
当院は駐車場（30台分）から診療室まで、段差のないバリアフリー設計です。
ベビーカーのまま診療室に入れる広々とした個室も備えておりますので、赤ちゃん連れの親御さまも安心してお越しください。
むし歯を「作らせない」ための予防メニュー
乳歯のむし歯予防は、将来のきれいな歯並びと健康な永久歯への一番の近道です。
フッ素塗布
定期的に高濃度のフッ素を塗布し、歯の質を強くして再石灰化を促します。
歯のクリーニング
歯科衛生士が、日々のブラッシングでは落としきれないバイオフィルム（細菌の膜）を専用機器で優しく除去します。
ハミガキ指導（TBI）
お子さま自身が「どうすれば綺麗に磨けるか」を、楽しく学べるよう丁寧に指導します。
仕上げ磨き指導
親御さま向けに、効率的で痛くない仕上げ磨きのコツをお伝えします。
お悩みや疑問があれば、担当衛生士に何でもご相談ください。
リスク・副作用について
局所麻酔後の注意
麻酔が効いている間（1〜2時間）は、感覚がないため唇や頬の内側を噛んでしまい、大きな口内炎を作ることがあります。
お食事ができるまで、親御さまの注意深い見守りをお願いしております。
詰め物の脱落
非常に稀ですが、接着が不十分だったり強い力がかかったりした場合、詰め物が外れることがあります。
その際はすぐにご連絡ください。
よくあるご質問（FAQ）
