解りやすいカウンセリング
- Qなぜ初診時に「歯科医師」ではなく「カウンセラー(TC)」がお話を聞くのですか?
- A歯科医師がお口の中を診る前に、まずは一人の人間として、患者さまの「お悩み」や「背景」を深く理解したいと考えているからです。
「以前の治療で怖い思いをした」「痛みに極端に弱い」「仕事が忙しく通院回数を抑えたい」といった本音は、診療台の上ではなかなか話しにくいものです。
専門のトレーニングを受けたトリートメントコーディネーターが、リラックスできる環境でお話をお伺いし、歯科医師との架け橋となることで、より満足度の高い治療計画を立案できます。 - Qカリーナシステム(動画説明)は、追加の費用がかかりますか?
- Aいいえ、カリーナシステムによる説明は当院の標準的な診療スタイルの一部ですので、特別な費用(システム利用料など)をいただくことはありません。
私たちは「見える化」こそが医療の誠実さであると考えており、すべての患者さまに等しく、ご自身のお口の状態を把握していただく権利があると考えています。 - Q治療中の動画を後で家族に見せることはできますか?
- Aはい、可能です。
ご自身のスマートフォン等でモニターを撮影していただくこともできますし、静止画をプリントアウトしてお渡しすることも可能です。
「どのような治療を受けているのか家族にも共有したい」というご要望は多くいただいておりますので、お気軽にお申し付けください。 - Qセカンドオピニオンとして、説明だけを受けることは可能ですか?
- Aはい、承っております。
他院さまでの診断結果に対し、マイクロスコープやカリーナシステムを用いて「現状がどうなっているか」を客観的に視覚化し、当院の見解をお伝えします。
ただし、正確な診断のためにはレントゲン撮影や口腔内検査が必要となるため、これらには所定の費用が発生いたします。
「何をされているのかわからなくて怖い」
「痛いところだけ治してほしいのに、勝手に治療が進んでしまった」
「本当はもっと聞きたいことがあったけれど、先生が忙しそうで言い出せなかった」
歯科医院に対して、このような思いを抱いたことはありませんか?
たけ歯科クリニックでは、お口のトラブルを解決する技術と同じくらい、患者さまとの「対話(カウンセリング)」を大切にしています。
歯科治療は、患者さまの大切な身体の一部を預かる責任の重い仕事です。
私たちが一方的に治療を押し付けるのではなく、患者さまご自身が「なぜこの治療が必要なのか」「これからどうなっていくのか」を正しく理解し、心から納得して選んでいただくこと。
それが、治療の成功、そして一生涯続く健康への第一歩だと考えています。
初診の不安に寄り添う:トリートメントコーディネーター(TC)によるカウンセリング
多くの方にとって、歯科医院の扉を叩くのは勇気がいることです。
当院では、初診時にトリートメントコーディネーター(TC)によるカウンセリングの時間を設けています。
TCとは、歯科医師と患者さまの架け橋(ブリッジ)となる存在です。
「先生には直接言いにくいけれど、実はこんなことに困っている」
「過去の治療で嫌な思いをしたので、今回はこうしてほしい」
「予算や期間について、あらかじめ相談しておきたい」
こうした、歯科医師には少し話しにくい本音や、生活背景に基づいたご要望を、専用のカウンセリングルームでゆっくりとお伺いします。
「お話を聞くこと」から始まる治療
私たちは、お口の中の状態だけを見て治療方針を決めることはいたしません。
どのような痛みや違和感があるのか?
そのお悩みによって、日常生活でどのような不自由を感じているのか?
最終的に、どのような状態になりたいのか?(「美味しく食べたい」「見た目を美しくしたい」など)
患者さま一人ひとりの「価値観」を共有させていただくことで、画一的な治療ではなく、その方に最も適したオーダーメイドの治療プランを構築することが可能になります。
カリーナシステムが実現する「視覚的」な説明
言葉だけの説明では、どうしても限界があります。
「歯の裏側に汚れがあります」「根の中に細菌が溜まっています」と言われても、ご自身で見ることができない場所については、実感が湧きにくいものです。
そこで当院では、最新のビデオ録画システム「カリーナシステム」を導入しています。
カリーナシステムとは?
カリーナシステムは、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)が捉えている高精細な映像を、そのまま動画や静止画として記録・保存できるシステムです。
診療中の様子をリアルタイムでデータ化し、ユニットに設置された大きなモニターで、患者さまと一緒に確認しながら説明を行うことができます。
「見えない」不安を「見える」安心へ
これまでの歯科治療は、患者さまにとって「ブラックボックス」のようなものでした。
何をされているのか見えず、ただ振動や音に耐えるだけの時間は、不安を増幅させます。
カリーナシステムによる動画説明は、この「不透明さ」を取り除きます。
ご自身の歯がどのように悪くなっており、どのように治っていくのかを「映画を見るように」確認できるため、納得感が格段に高まります。
治療の全工程で行う「3段階のしっかり説明」
たけ歯科クリニックでは、「治療前」「治療中」「治療後」のそれぞれのフェーズで、カリーナシステムを活用した詳細な説明を行っています。
治療前:現状の共有とゴールの設定
治療を始める前に、現在の状態を動画で撮影し、お見せします。
虫歯の広がり
表面からは小さく見えても、中でどのように広がっているか。
歯肉の状態
炎症が起きている場所や、歯石が溜まっている場所。
適合の悪くなった被せ物
隙間から二次虫歯が発生している様子など。
実際の映像を見ながら、「なぜ今、この処置が必要なのか」を医学的根拠に基づいてご説明し、治療のゴールを共有します。
治療中:プロセスの透明化
治療の途中経過も、必要に応じて記録し、説明します。
汚れの除去
虫歯菌に侵された組織をきれいに取り除いた状態。
根管の清掃
歯の根の中が洗浄され、きれいになっていく過程。
「今、まさにここをきれいにしています」という実況を伴う説明により、患者さまは治療の進捗を肌で感じることができ、治療への協力(モチベーション)も自然と高まります。
治療後:成果の確認と未来への展望
治療が終わった直後、その成果を動画と写真で振り返ります。
特に、当院が大切にしているのが「ビフォーアフターの提示」です。
「治療前はこうでしたが、現在はこれほどきれいになりました」
「隙間なく、精密に詰め物が入っています」
この最終確認を行うことで、患者さまは「本当に治ったんだ」という深い安心感を得ることができます。
また、きれいになった状態を動画で記憶にとどめることは、その後の「この状態を維持しよう」という予防意識の向上にも大きく貢献します。
「動画」で説明することのメリット
写真は一瞬を切り取りますが、動画は「流れ」を伝えます。
連続性が生む信頼感
静止画だけでは、「本当に自分の歯の、この場所の画像なのか?」という疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、カメラが口の外から中へ入り、対象の歯にズームしていく一連の動画であれば、それが間違いなくご自身の現在のお口の状態であることを直感的に理解できます。
複雑な治療内容の理解を助ける
特に根管治療(歯の根の治療)や歯周外科手術など、複雑な工程を要する治療において、動画の持つ情報量は圧倒的です。
器具がどのように動き、どのように汚れが消えていくのかを見ることは、言葉による解説を補完し、患者さまの「わからない」を解消します。
「納得して選ぶ」ためのセカンドカウンセリング
初診時や治療中の説明を経て、治療方針が複数考えられる場合には、改めてセカンドカウンセリングの時間を設けることがあります。
選択肢を提示し、メリット・デメリットを誠実に伝える
医療に「絶対」はありません。いくつかの治療法がある場合、それぞれの特徴、費用、期間、そして将来的なリスク(耐久性など)を、カリーナシステムの映像を交えて丁寧にご提示します。
私たちは、特定の治療を無理に勧めることはありません。
あくまで判断材料をすべてお出しし、患者さまがご自身のライフスタイルや価値観に照らし合わせて、納得のいく決断を下せるようサポートすること。
それが当院のカウンセリングの矜持です。
歯科衛生士によるメンテナンス・カウンセリング
カウンセリングは歯科医師だけが行うものではありません。
当院では、予防のプロである歯科衛生士も、カリーナシステムを駆使したメンテナンス・カウンセリングを行っています。
治療が終わった後の定期検診(メンテナンス)においても、動画による説明は威力を発揮します。
「ここが磨き残しやすいポイントです」
「前回の映像と比べると、歯肉の腫れが引いていますね」
ご自身のセルフケアの成果を動画で確認できることは、毎日の歯磨きの励みになります。
歯科衛生士は、患者さまの「お口のパートナー」として、長期的な視点でのアドバイスと、親身な対話を継続してまいります。
よくある質問

