審美歯科治療
- Qセラミックは割れると聞いたことがありますが、本当ですか?
- Aセラミックは陶器の一種ですので、極度の衝撃(就寝中の激しい歯ぎしりなど)で割れる可能性はゼロではありません。
しかし、現在は強度の高いジルコニアなどの素材も登場しています。
当院では噛み合わせのバランスを精密に調整し、必要に応じてナイトガード(マウスピース)を併用することで、破損リスクを最小限に抑えています。 - Q銀歯をすべて白くしたいのですが、一度にできますか?
- A可能です。ただし、一気に噛み合わせを変えてしまうと違和感が出る場合があるため、お口全体のバランスを見ながら計画的に進めることをお勧めします。
カウンセリングで動画をご覧いただきながら、優先順位を一緒に決めていきましょう。 - Q治療した後は、どのくらい持ちますか?
- A統計的には自費診療の被せ物の方が、保険診療のものよりも圧倒的に長持ちするというデータがあります。
当院の精密な工程で行えば、10年、20年と維持できる可能性が高まります。
ただし、それを支える土台(歯ぐき)の健康が不可欠ですので、治療後の定期メンテナンスは必須です。
審美歯科は、見た目を整えるだけの治療ではありません
「笑ったときに見える銀歯が気になる」
「前歯の形や色を自然に美しくしたい」
「治療したところが何度も再発して困っている」
審美歯科と聞くと、ホワイトニングやセラミック治療など、見た目を綺麗にする「美容的な側面」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、たけ歯科クリニックが提供する審美歯科の本質は、そこに留まりません。
私たちの審美歯科治療の目的は、「美しさ」と「機能性」、そして「歯の寿命」を最大化することにあります
最新の顕微鏡(マイクロスコープ)を駆使し、肉眼では見えないレベルまで精密に整えることで、細菌の侵入を許さない、再発リスクを極限まで抑えた治療を提供しています。
知っておきたい「保険診療」と「自費診療」の決定的な違い
「保険の歯と自費の歯、何が違うの?」という質問をよくいただきます。
結論から申し上げますと、その違いは「材料」だけではありません。
「かける時間」「工程の精密さ」「関わる専門家の技術」のすべてが異なります。
精密さの追求:型取り(印象)の違い
被せ物が長持ちするかどうかは、歯と被せ物の間にいかに「隙間」がないかで決まります。
保険診療
寒天などの変形しやすい材料で型を取ることが一般的です。
自費診療
変形が極めて少ない「シリコン印象材」を使用します。
さらに、歯と歯ぐきの間に糸を入れる「歯肉圧排(しにくあっぱい)」という工程を丁寧に行い、歯の土台の形をコンマ数ミリ単位で正確に写し取ります。
治療にかける「時間」の違い
精密な治療には、相応の時間が必要です。
保険診療
決められたルールの中で行うため、短時間での処置が求められます。
自費診療
保険診療に比べ、約3倍以上の時間をかけて丁寧に処置を行います。
マイクロスコープ下で土台を滑らかに整え、適合状態を何度も確認する。
この「時間の余裕」が、将来的な再発(二次カリエス)を防ぐ最大の鍵となります。
専門家の技術:歯科技工士の違い
被せ物を作るのは、歯科医師ではなく「歯科技工士」です。
保険診療
大量生産の中で製作されることが多いです。
自費診療
自費診療を専門とする熟練の技工士が、顕微鏡を用いて製作します。
患者さまのお口の写真や動画を確認し、隣の歯との色合わせや噛み合わせの細かな調整まで、職人技を駆使して仕上げます。
たけ歯科クリニックの「見える」精密治療
当院では、患者さまに納得感を持って治療を受けていただくため、最新のテクノロジーを活用しています。
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)による精密処置
審美歯科治療のすべての工程を、マイクロスコープ下で行います。
肉眼では捉えきれないわずかな段差や汚れを見逃さず、適合性の高い被せ物を装着することが可能です。
カリーナ(カリーナシステム)による動画カウンセリング
当院では、マイクロスコープで撮影した治療中のリアルな映像を、専用ソフト「カリーナ」を用いて患者さまにご覧いただいています。
「ここが欠けています」「ここが虫歯になっています」と、手書きの図や言葉だけでは伝わらない細部まで、ご自身の目でご確認いただけます。
また、どのような工程を経て被せ物が作られ、装着されたのか。
その全行程を動画で共有することで、治療への高い信頼感を感じていただけます。
当院で取り扱っている審美歯科メニュー
患者さまのご要望とお口の状態に合わせて、最適な素材を提案いたします。
ジルコニア
「人工ダイヤモンド」とも呼ばれる、非常に強度が高い素材です。
非常に丈夫で割れにくいため、噛む力の強い奥歯にも適しています。
表面がツルツルしているため汚れが付きにくく、清潔を保ちやすいのもメリットです。
e-max(イーマックス)
二ケイ酸リチウムを主成分とした、透明感の高い最新のセラミックです。
天然の歯に非常に近い透明感と色調を再現できます。
また、適度な柔軟性があるため、噛み合う歯(自分の歯)を傷めにくいという特性があります。
ダイレクトボンディング
歯科用プラスチック(コンポジットレジン)を、歯科医師がマイクロスコープ下でお口の中で直接盛り付けていく方法です。
型取りの必要がなく、多くの場合1日で終了します。
自費診療専用の高品質な樹脂を使用するため、変色しにくく、天然歯のような美しい仕上がりになります。
ゴールド(白金加金)
見た目は金色になりますが、歯科医師が「自分の歯を治すならこれ」と選ぶことが多い、機能的に最も優れた素材の一つです。
歯の硬さに近く、使うほどに自分の歯に馴染みます。展延性(伸びる性質)があるため、隙間ができにくく、再発防止の観点からは最高峰の選択肢です。
CAD/CAM冠(保険適用のハイブリッドレジン)
一定の条件下で、保険適用となる白い被せ物です。
銀歯を避けたいというニーズに応えることができますが、プラスチックを含むため、セラミックに比べると汚れが付きやすく、経年変化による変色や摩耗のリスクがあります。
将来的な再発を防ぎたい方には、より精密な自費診療の素材をお勧めしています。
審美歯科治療のリスク・副作用について
神経への影響
歯を美しく整えるために削る際、神経に近い部分まで処置が及ぶと、術後に一時的にしみるなどの症状が出ることがあります。
噛み合わせの変化
新しい被せ物によって、噛み合わせの感覚が以前と変わることがありますが、数回の調整で馴染んでいきます。
よくあるご質問(FAQ)

